2016年6月29日水曜日

赤紫や、青や、ピンク


    「紫陽花の  
         末一色(すえひといろ)
         と   なりにけり」   


        小林一茶


毎日送迎している道で、たくさんの紫陽花をみかけます。

毎日色が変わっていくのを見るのが最近の楽しみです。



小林一茶が歌った、紫陽花の歌

この歌は最初に薄いグリーンがかったつぼみから、水色やピンク、色々な色に変わっていき、最後ははかなく散ってゆく様を表した歌です。


この時期は、体調を崩しやすかったり、天気のせいもあって、どんよりした気分になりますが、紫陽花のように、日々変化していく、利用者さんと過ごすことで、モチベーションを保っています。


最初は、簡単な作業から仕事の訓練を始める利用者さんですが、一ヶ月、半年と過ぎていくと、ものすごく変化していくんです。

紫陽花の色が変わるように、みずみずしく


成長や変化のスピードは人それぞれですが、良い方向に変わっていくみんなの力になれるように、自分も変わっていかなければなーと紫陽花を見るたびに思うのです。

2016年6月22日水曜日

特別授業 開校


作業所では、作業だけではなく脳トレの時間もあります。

集中力は皆さん、かなりあります。

毎日、手先を使う部材の加工を行っていますからね。

作業以外に、今までやった事のないことを行うことで、刺激にもなりますし

自分のいがいな一面を知る機会になりますのでね

特別授業は、おんらが村の就労支援員の発案で始まりました。



今回は、大人の塗り絵にチャレンジ

自律神経の安定に良いそうです。





見本通りに行う人もいれば、自分流でやる人もいます。

各々の性格が出ますね。






そして、私個人の、お気に入りがコレ






算数が苦手な私ですが、国語の読解力も鍛えられるので楽しい

もちろん、利用者さんにやってもらうだけではなくスタッフも行うのがおんらが村流










2016年6月2日木曜日

かけ算の魔法

0をかけたら0になる

では、マイナスにマイナスをかけたら





プラスになる



人の発する言葉は、マイナスな言葉がある




やりたくない



嫌だ




やめたい





単品でこの言葉を見たとき

決していい印象は受けない


だけど、いい印象を受けないマイナスな言葉を発することができること


それは、その人の置かれた環境や周りの人がそのマイナスを受け止めることができるから


やりたくない
と言って、やる気のない人に思われるだろうか


嫌だと言って、見込みのない人だと思われるだろうか


やめたいと言って、根性のない人だと思われるだろうか


いつだって、人は周りの目を気にするし、周りの評価を求める

マイナスな言葉を言えば、マイナスな人間だと思われるかもしれない

そんな恐怖や閉塞感に息苦しさを感じる場面もあるはず

マイナスはマイナスにはならない

あたしは、そう信じています。

負の感情を出し切った先には
まだ見たことのないすがすがしい自分がいるかもしれない

マイナスだと思われることを言っても受け止めてもらえる場所がある

理解してくれる人がいる

なかなかマイナスなことを言わない人が、感情を表に出す。

それは、マイナスとマイナスのかけ算の魔法で、その人がプラスに向いている証拠

あたしは、そう思っています。


ちゃんと自分の嫌だな、やりたくないな、やめたいな、に向き合える人は、素敵な魔法使い。


ちなみに今週末の金曜ロードショーは、ハリーポッター。




彼も、魔法使い。